就学前相談の説明会

fountain pen on spiral book 就学準備

以前の記事で、療育を利用するメリットで紹介した「関係機関との連携」の一部である、就学前相談です。

就学前相談の説明会というのは、小学校に入学する前に、小学校の通常級とはどんなところなのか、支援級、通級はどのような利用になるのかという大枠から、就学先決定までの一年の流れを説明してくれます。

この就学前相談の説明会は私の住む自治体では年中時に行われました。

ですが、この説明会、小学校進学するすべての児童に対して行われるわけではないのです。

では、なぜ私は参加することが出来たのか、それは

療育機関を利用しているから

です。

療育機関の先生から説明会の案内をいただき、初めて知ることができます。

また、この説明会の存在を知らないと、就学前相談の存在も知らず、

発達に不安のある子は就学時健診(10月)までスルーされてしまうと言うこと(おそろしい‥)

就学前相談の説明会でざっくりどんな学級があって、入学までのスケジュールを教えてもらいます。

その後、個別で就学前相談の予約を取り、学校見学を同日に行うという流れになっています。

では、就学前相談の説明会で教えていただいた内容を少し紹介できたらと思います。

就学前相談の説明会で知り得たこと

各学級の存在

私の自治体では、各小学校によって通級や支援級の数、支援体制が違います。

なので、自分の子供が進学する先の小学校には、発達障害に合わせた支援の学級があるのかどうか、

これを確認する必要があります。

クロミツ
クロミツ

今まで私は全国一律だと思ってました。

基本的には各小学校に支援級はあるみたいなんですが、通級になると、隣の小学校まで行かないといけなかったりする場合もあるそうです。

そうなると親の送迎がいりますし、対応出来ない家庭が出てきそうですよね。

また、毎年利用する児童の人数にもよって支援級の数、通級の体制も変わってくるみたいなので、直前までどんな体制になるかわからないんですよね。

ここで私の自治体にある学級の紹介をしたいと思います。

通常学級

これは大多数の生徒が入る20~40名くらいで構成されているクラスのことです。

同じ学年の子が所属します。

特に親からの希望がなかったり、就学時相談で何も指摘されなかった場合はここに所属する生徒が多いです。

支援学級

ここは1クラス最大8名で学年は様々です。

私の自治体では「知的支援学級」と「自閉・情緒支援学級」があります。

知的支援学級

知的に関して発達の遅れがみれらたり、学習に対して介入が必要とされる児童が通う学級となります。

ですが、希望すれば皆が入れるわけではなく、発達検査の値が一定以下であったり、場合によっては診断書が必要な場合もあるので、ここは事前に教育委員会などに問い合わせる必要があります。(私は就学前相談で聞きました)

自閉・情緒支援学級

自閉症やADHDなど集団生活での過ごし方に不安があり少人数での学習対応が望ましいとされる児童が通う学級となります。

息子もこちらの支援級を検討しています。(ADHDなので)

ですがこの学級‥・実はADHDと診断されるだけじゃ入ることが出来ないのです。

クロミツ
クロミツ

ADHDで支援級考えている人!ここから注意して読んでね!

診断してもらう時の注意!
支援級を利用するには医師の診断書または意見書が必要となります。
しかし、診断書には必ず診断名が必要です。
(例;普通の病気なら胃潰瘍など)
そのため、ADHDならばADHDと診断名を書いてもらえばいいと思いますよね。
しかし、私の自治体ではADHDの診断名だけだと、支援級に入れないのです。
そのため、私はあえて意見書を書いてもらい、学校にはそれを提出する予定です。

難しいですよね。
しかもこれ教えてもらわないと、最悪2回診断を受けに病院に受診しないといけないんです。
今後記載させていただきますが、放課後デイサービスを利用するには診断書が必要という、とてもややこしいシステムになっているので、要確認ですよ。

通級指導室

通常級に所属しながら、週1回1時間だけマンツーマンでその子の今必要としている支援が受けられるクラスです。所属は通常級なので、週1回の授業以外は他の子と同じように20~40人のクラスで授業を受けます。

知的支援の必要な子でしたら、学習のフォローを

情緒のサポートが必要な子でしたら、落ち着ける環境での感情コントロールの方法や、大人数での学習で遅れてしまっている学習面もフォローしてくれます。

以上が私の自治体にある各学級の特徴となります。

ちなみに通常学級も支援学級も通級指導室も教員免許状を取得していれば、他に資格は必要とされていないですよ。参考までに。

入学までのスケジュール

就学前相談の説明会後、入学までの大まかなスケジュールが渡されます。

まず、就学前相談の予約を取る

5月~6月にかけて就学前相談の予約を取ります。

これは小学校の各学級の見学も同じ日に行われるので、候補日がかなり限られます

なので、お勤めしている人は要注意ですよ。

私は4月末から候補日を聞き、なんとかシフトを調整して予約しました。

6月;就学前相談

これは小学校に出向き、見学し、小学校の支援級担当者、教頭先生、教育研究所の方と児童の特徴を共有する場となります。

くわしくは次の記事「就学前相談」で記載しますね。

10月;就学時健診

就学時健診といって、保護者の方の中でも受けた記憶のある方が多いのではないでしょうか。

来年度入学する児童が、小学校に集まって身体測定や健康診断、面談を行うものです。

この日程は9月に入ってから封書で届くので、早めに知りたい方は、市のホームページでチェックする必要があります。

私も仕事の調整があったので、先に調べて休みを取りました‥・

10月;就学時健診後の面談

これは通常級に進む予定の子は特に設けられないのですが、支援級や通級指導室を利用しようと考えている方は必須みたいです。

進む学級の最終的な確認といった機会みたいですね。

1月末までに入学通知書が届く

入学先の小学校が書かれた通知書が届きます。

その後入学説明会などの日程が決まっていくようです。

ここまでが就学前相談の説明会で知り得た情報です。

次回は実際に就学前相談に行ってみた感想や得た知識をお伝え出来たらと思います。

クロミツ
クロミツ

やること多い上にタイトなスケジュルですよね‥・

皆さん頑張りましょう!

プロフィール
この記事を書いた人

35歳2児の母。
東京の大学病院で8年看護師をし、長男の出産後、田舎へ移住しました。
長男はADHDで療育利用中。
自宅から車で10分の小さい病院で時短看護師をしています。
→現在は大学で助手(産休代替)に転職しました。
看護師ならではの視点でADHDの長男と関わっているのですが、なかなかうまく行かず、様々な人の手を借りて何とか子育てと仕事を頑張っています。田舎での子育て5年目です。
インスタグラムもゆるゆる活動しています。

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