入学時、通常級+通級指導室でスタートした息子でしたが、
進路を決めるまではかなり支援級と迷いました。(詳しくは以前の記事をご覧ください)
入学後半年経ちましたが、現在も通常級+通級指導室で何とか過ごしております。
今回は、通常級での息子の様子を授業参観の様子+担任の先生との面談からお伝えできたらと思います。
現在教室で息子はどのような様子なのか?
授業参観の様子
今までで授業参観は2回行きましたが、2回とも40分間の授業の中で離席することなく座っていられました。
最初にあった5月の授業参観では、キョロキョロしている様子があったり口頭での指示を聞き逃すことがあって周りの子の真似をすることで何とか指示通りに動く、ということが多かったです。
しかし、9月にあった2回目の授業参観では、グループワークも参加しており、指示通りの行動が取れていました。キョロキョロしている様子もなかったです。
担任の先生との面談
授業参観が終わったタイミングで面談も2回行われているのですが、1回目は親から見た授業参観の様子の感想と息子の特性の共有(主に現在の問題点)が主でした。
私としては指示について行けていないのでは?と思っていたのですが、
それは定型発達の小学1年生でも5月の段階では普通のことのようで、
友達の真似をして動けているのは、周りが見えている証拠でとても良い傾向だと言われました。
2回目の面談が終わったあとは、授業中の本人の問題行動はほとんどないそうで、
どちらかといえばお友達とのやりとりやコミュニケーションの課題が多く話に上がりました。
コミュニケーションは、
・自分が楽しくなってしまうと、相手のお友達が嫌がっていても気づくことが難しいこと
・場の空気を読むことが苦手なため、その場の空気にそぐわない発言をしてしまうこと
が今の問題点としてあげられました。
やっぱり注意欠陥の部分と相手の感情に鈍感な所が困りごとに直結していますね
行われている合理的配慮とは?
上記の困りごとに対して通常級で息子に対して行われている合理的配慮について紹介します。
注意欠陥について
周りの刺激を取り入れやすく、聞くべき指示の選択が難しいため、
席は教卓の目の前が固定位置です。
これにより、注目する場所が先生しかいなく、余計な指示が入らない。
また、指示を出す先生が目の前なので、見逃すことも少なくなります。
また、先生が指示を出すときに「注目します」などの合図を出してくれます。
これによって、本人は指示を聞くモードに切り替えることだ出来ています。
相手の感情に鈍感なことについて
もともと空気を読むことが苦手であり、相手の感情に気づきづらい特性を持つので
好ましくない行動を取ったとき、相手が嫌に持っているときには
こちらは困っていること、相手は嫌な気持ちになっていることを
ストレートに息子に伝えていただいています。
可能ならば、相手の子に直接言葉にして伝えてもらっています。
しかし、相手も小学1年生なので互いにやりとりするのは難しいので、担任の先生が仲介として入ってくださることが多いです。
担任の先生は感情的に怒る対応はしないので、息子の興奮を収めてから説明するという、話が入りやすい工夫を行ってくださっています。
担任の先生との連携
以前の記事で書いた入学直後にお伝えした息子の特性をお伝えした面談では
就学前に療育でいただいたサポートシートを中心にお伝えしていたのですが
担任の先生は経験豊富で発達障害児への対応の知識も豊富でした。
そのため、私が伝え切れていなかった部分、主に小学校に入ってから集団行動の中で起きがちな困りごとへの対応も熟知していたので
担任の先生からは
お友達とトラブルがある時は、
興奮を落ち着けてから冷静に個別で話しています。
と、対応していただいた上での報告という形が多かったです。
親としても、学校でのトラブルや困りごとの詳細は見ていることが出来ないので
現場にいる先生が状況把握と、対応も工夫をしてくださるだけでかなり助かります。
親側としては、放課後デイサービスで教えていただいた対応方法や学んでいること、課題を共有したり、自宅学習で見られる傾向(ひらがなの形が崩れやすいなど)を共有しています。
今後の進路
担任の先生のお話では、今後通級指導室の利用も小学3年生位で利用しなくても大丈夫なのでは?
という見立てなのですが、
親としては現在合理的配慮を受けながら、集団生活が送れている状態なので、
しばらくは利用していく必要性を感じています。
次回は通級指導室の利用状況をお伝え出来ればと思います。
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