前回の記事では、通常級での過ごし方の工夫を記載したのですが、
今回は併用している通級指導室についてを記載していきたいと思います。
最初は、どんなことをやるのかな?
勉強?療育的なサポート?
と全くイメージがわかなかったです。
通級指導室とは
通級指導室とは、以前の記事で書いたように、基本的には通常級で授業を受けて、週に数時間だけ個別で指導を受けるものです。
自治体によって運用方法は差があるのですが、息子の小学校は同じ校舎で受けることが出来るため、親の送迎が不要です。
通級指導室の先生とはどんな人?
小学校の教員免許を取得していればOKなのですが、その学校専属というわけではなく、複数の学校を受け持っているイメージです。
息子の地域の場合は、なんと4カ所の小学校を受け持っていると言っていました。
そのため、週1、2日だけ息子の小学校に来ているイメージですね。
通級指導室の利用頻度
制度上、1時間/週~8時間/週まで通級指導室が利用出来るのですが、
現状としては1時間/週利用するのが限界だそうです。
その理由としては、利用児童が多いことと、教員が足りていないこと。
担当してくださる通級指導室の先生も、なんと4カ所の小学校を兼務しています。
そのため、授業の枠内は、利用児童で全部埋まっています。
この現状では、通級指導室の利用頻度を増やすことは難しいですね。
授業の内容
最初は通級指導室を雰囲気に慣れてもらうという目的で、
指導というよりも、居場所を作るということに力を入れていた様子でした。
私も授業の様子を見学に行かせていただいたのですが、
息子がかなり自由にしていて大丈夫かな?
と思うほどでした。
かなりテンションが高く、この後の通常級の授業にも影響が出てしまうかも‥・
ですが、よく考えてみれば、週に1時間の関わりと担任の先生の情報だけでは、
最初は本人のモニタリングになってしまう可能性は十分にあります。
そのため、私はスムーズに息子の特性が伝わるように次のことを行いました。
①通級指導室の授業見学に行き、息子の様子を確認する
②面談をし息子の特性とそれに関しての現在行っている対応を伝える
この2点を行うことで、モニタリングの時間を大幅に短縮することが出来ました。
しかし注意が必要なのは、先生の指導方針をお聞きした上で伝えること。
これをしないと、先生は自分の指導方法に対して不満があるのかな?と感じられ
先生との関係性も悪くなってしまうと思います。
肝心の内容ですが
最初は授業のフォローや、一緒の時間に通級指導室を利用している生徒との遊びだったりと
個別性とは関係なく、勉強とアイスブレイクを目的としていたものでした。
しかし半年経った今は、SST(ソーシャルスキルトレーニング)を行ったりと
今息子に必要なトレーニングを個別性に合わせて行ってくださっています。
ちなみに息子の通級指導室は2人の生徒に1人の先生という体制です
息子の様子
最初は、保育園の時利用していた療育の感覚で、遊ぶためにここにいるという認識でした。
そのため、先生の指示に従わずふざけてしまうという様子が見られていましたが、
通級指導室
・勉強する場所
・息子が苦手な所を克服していく場所
と説明したところ息子は納得し、通級指導室へ真面目に取り組んでいるようです。
とはいえ、特性上どうしてもふざけすぎてしまったりはするのですが、
息子の中で通級指導室の認識取り組む姿勢、認識が変わったと思います。
今後
学年が上がるにつれて、通級指導室の必要性は変化していくと思いますが
しばらくは息子に必要なこと、特に集団生活での適応方法についてゆっくり学んでいけたらと思います。
小学3・4年生位までは通級指導室を利用することになるかなと考えています。
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