自治会とは
前回の記事で記載した自治会とは、簡単に言うと住んでいる町を過ごしやすくするための任意の組織なのですが、地域によっては強制加入であったり役員が輪番で回ってきたりと、負担が大きい割に何をやっているのかよく分からない組織ですよね。
私も移住してきて加入の有無を聞かれた際、「よくわかないので加入は少し考えます。」とお答えしたら、「みんな加入しているからぜひ」と言われたのを覚えています。
みんな加入しているからっていう説明はなんとなく腑に落ちなかったのですが、長く住んでいらっしゃる方にとっては自治会は当たり前すぎて逆に加入しない理由がわからなかったのかもしれません。
同様の回答を子供会の入会の時にも言われました。
結局自治会には加入したのですが、役員や委員が輪番制のため来年委員として我が家も自治会の活動に参加することになったのです。
その委員や役員を決める役職調整会議に出席してきて感じた疑問を、ここでは載せていきたいと思います。
役職調整会議とは
役職調整会議とは、来年度の役員(会長、副会長など)と委員を決定する会議です。
各班毎の代表者が集まり、相談しながら決めて行きます。
事前に役職の希望を取られていたので希望人数が多いところを相談し、調整することを目的としています。
私の自治会では、防犯防災委員、環境整備委員、生活安全委員など5つの委員があります。
各丁(近い地域の集まり)毎に1人ずつと委員の構成にも制限があるので、うまく進行しないと中々決まらないと思います。
役職調整会議での役員選出の方法
私の地域では、事前に希望を取っていた委員、役員表を元に、空いているまたは人数が多い場所を全員で共有しました。
しかし会長や副会長など主要な役員が埋まっておらず、まずはそこから決定する流れかなと思ったのですが‥・
希望人数が多いところの人が動いて役員になればいいじゃないか?
という謎の意見が出て、早い物勝ちみたいな流れになったので大変。
前回役員の方が司会をしていたのですが、
そこに「各自申告してください」と言い始め、皆各々勝手に申告し始めたので、
最後余ってしまった人が会長に‥・という決め方としては
小学生の学級会以下でした。
もちろん決め直しになりましたよ
結局、各丁で話し合い(押し付け合い)をし、丁の中で代表者がくじ引きをして負けた人が会長となりました。
その後、役員委員を決定したのですが、先ほどの早い物順もなぜか採用されたままで、
最後まで意味がわからない決め方で終わりました。
私が感じた役員選出方法への疑問
まず、私の中で会長、副会長をやりたい人が本当にいなかったのか?という疑問です。
事前に前回役員の方が打診して回っていたそうなのですが、希望者出ず‥・と言っていました。
その時点ですごくアナログだし非効率じゃないですか?
「この人に絶対やってもらいたい!」という気持ちで打診しているわけじゃなく、「この人なら引き受けてくれるでしょう」という気持ちで打診しているわけだから、言われた側も嫌ですよね。
会長からしてそんな選出の仕方だから、自治会の役員自体、すごく嫌な物、避けたい物っていう気持ちが生まれて会議で押しつけ合いになるんですよね。
会議自体
自治会ネガティブキャンペーンかと思いました。
もうそんな嫌々活動する団体なんか、長く続かないし、無くせばいいのにと心底思いました。
私も自治会の内容がわからないので、大変さがわからないから簡単に言っているのですが、
そもそもこの不透明さが一番いけないところだと思います。
今後の自治会のあり方について
昨今、高齢化が進んでいて役員のなり手がいない、若い人も忙しくて役員をこなす余裕がない。
という問題が今回の会議で浮き彫りになった気がします。
そのため、
・自治会の活動内容をオープンにして、住民に興味を持ってもらう
・自治会の加入を強制的なものではなく、自ら選んで加入したくなるようなポジティブキャンペーンを行う
・自治会の活動内容をスリム化して忙しい世帯でも無理なく行えるようにする
これらのことを行うことで
もう少し自治会の活動に協力する人が出てくるんじゃないのかなと思います。
ちなみに私は防犯防災委員になったので、
こっそり上記のことをやっていきたいと思います(特に業務のスリム化)
この地区が好きなだけに、今回の押し付け合い会議は本当に残念でした。
どこの田舎もこういった問題はありますよね‥・
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