放課後デイサービス

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前回の記事で記載した放課後デイサービスについてお話したいと思います。

放課後デイサービスとは、厚生労働省のガイドラインでも示されているように、役割としては、

(1)子どもの最善の利益の保障 (2)共生社会の実現に向けた後方支援 (3)保護者支援

の3つが挙げられています。

引用:厚生労働省ホームページ (放課後等デイサービスガイドライン

そのため、保護者の就労を理由としなくても、利用は可能となっています。

ただし、手続きがいくつか必要なので、その流れをお伝えしたいと思います。

放課後デイサービスの利用の手続き

医師の診断書を取得する

私の自治体では、支援級、通級指導室を利用するには医師の意見書または診断書が必要となります。

意見書とは、「○○という理由で、支援級、通級指導室といった特別な配慮のある指導を行う必要がある。」

といった文言が書かれている文書のことです。

ここでポイントとしては、意見書の場合は診断名が必要ないということ。

就学前相談の説明会」で述べたように、支援級、通級指導室利用には意見書でOKなので私は意見書で書いてもらいました。

しかし、放課後デイサービスの利用には診断書が必要です

そのため、意見書、診断書の2枚記載してもらいました。

この診断書の診断名をもらった後、利用を考えている放課後デイサービスに連絡し、

どういった診断名の利用者が多いのか聞いておくと子供にあった施設なのか判断できるかなと思います。

まず一番目に診断書の取得を挙げたのは、病院によっては1,2ヶ月先まで予約が取れないことが多いので、早めに病院の予約はしておいたほうがいいです。

利用施設の見学

診断書を書いてもらったら、次は利用施設の見学です。

私が住んでいるところは田舎なので、そもそも放課後デイサービスはあまりありません。

長男の通っている小学校に送迎バスが出ている施設は2カ所しかありません。

その2カ所の施設には両方連絡していますが、2カ所とも見学必須でした。

放課後や、長期休暇という長時間に子供が利用するので、

やはり子供に合っているか、子供の障害に対応できる施設なのか、施設側も判断したいためだと思います。

ちなみに2カ所の施設の特徴としては

コミュニケーションの訓練重視の施設

ここは小学校から車で7分のところであり、住宅地の中にあります。

そのため、運動場など外で遊ぶ場所は施設内にはなく、活動内容もグループでのやりとりを学んだり、

感情コントロールの訓練など室内で行う活動が多いです。

利用者も軽度知的障害ありの子や、ADHD、ASDの発達障害の子が多いとおっしゃっていました。

ゆっくりと活動するような様子で、テンションが高く疲れやすい長男には合っているように感じました。

ただ、放課後は小学校の授業の終了に合わせて迎えに行ってくださるのですが、

長期休暇は10時に自宅に迎えがあるので、仕事をしていると間に合わないというデメリットもありました。

運動療法重視の施設

ここは小学校から車で15分の場所にあります。

少し住宅地から離れているので、敷地が広く、運動場で活動することが多いです。

そのため、週3回運動療法が必ずあり、他の曜日でコミュニケーション活動を行います。

活動量が多いので、小学校の授業が終わって疲れてしまわないかというのが心配です。

しかし、1つ目の施設とは違い、長期休暇のお迎えも7時40分頃に自宅に向かえに来てくれるなど、就労している家庭に柔軟に合わせてくださるよい側面もあります。

2カ所の施設に共通して言えることは

見学は最低2,3回は来てくださいと言われていること。

そのため、申請の2,3ヶ月前に見学しておくと日程の調整がつきやすいと思います。

市役所に利用の申請をする

私の自治体では放課後デイサービスの利用申請は1~3月頃に行います。

その前に市役所の福祉課で受給者証の申請を行う必要があります。

その際に先ほど取得した医師の診断書が必要となるので、用意しておきます。

受給者証の申請時に、月どのくらい利用希望なのか聞かれるので、考えておくといいですよ。

就労している場合は週5利用で最大月23日などと、相談して決めることが出来ますので、担当者の方と相談して決めるようにしてください。

長期休暇の場合は利用上限を変更できますが、

就労している人は最大利用日数を申請するのがオススメです。

利用施設と契約

受給者証が発行されたら、利用施設と契約となります。

これが1~3月頃に行われる予定です。

1カ所の施設だけでなく、2カ所併用することも可能ですので、利用日数の上限内で割り振るようにしてください。

月によって利用日数の配分が違う場合は、その都度利用施設と相談するようです。

前の月の25日までに教えてくださいと私の利用希望施設では言われました。

以上が放課後デイサービス利用までの大まかな流れとなります。

やることが多い上にタイトなスケジュールですよね。

なので、逆算して、診断書を取得するのは7,8月位がちょうどいいかなと思います。

私の自治体でいうところ、就学前相談が終わったタイミングで動くのがベストかなと。

就学前検診(10月)の後ですと、見学や診断書の取得など考えると就労している家庭は

なかなかお休みを確保するのは難しいと思います。

クロミツ
クロミツ

発達障害の子のサポートは思ったよりもやることが多い‥・

しかも全て平日に行われるので、有給がいくらあっても足りません。

現在私は休職中なので、この期間にすべてやることを詰め込んでいます。

もっと共働きの人も、余裕をもって発達障害の子を育てられる仕組みになればいいのにな。

と毎回思います。

今後2カ所の放課後デイサービスの見学に行った長男の反応も載せたいと思いますので、

ぜひご覧ください。

プロフィール
この記事を書いた人

35歳2児の母。
東京の大学病院で8年看護師をし、長男の出産後、田舎へ移住しました。
長男はADHDで療育利用中。
自宅から車で10分の小さい病院で時短看護師をしています。
→現在は大学で助手(産休代替)に転職しました。
看護師ならではの視点でADHDの長男と関わっているのですが、なかなかうまく行かず、様々な人の手を借りて何とか子育てと仕事を頑張っています。田舎での子育て5年目です。
インスタグラムもゆるゆる活動しています。

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